『成功する自転車まちづくり』

2011.09.07.13:31

成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイント成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイント
(2010/10/15)
古倉 宗治

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ざっと読んでみて、私からの異論・反論も少なくなかったのですが、
日本における自転車政策に問題点については勉強になることが多かったです。

歩道にサイクルレーンを設けることはかえって事故率が高くなる可能性があり、
車道走行を徹底させるべき。

その主張は他の文献でも散見されます。
しかし、自転車ネットワークの構築という点にまで踏み込んでいる点が特筆されるべきでしょう。

安全議論は脇に置いたとしても、
サイクルレーンを歩道上に限定してしまえば、
当然のことながら歩道のないところは自転車ネットワークの対象にならない。

が、車道にサイクルレーンを設ける、
もしくは車と自転車の共用スペースだと明確に謳えば、
ネットワークは限りなく無限に近く広がります。

この本でも指摘されていますが、
東京の千代田区ではサイクルレーンを設定しているそうです。
千代田区には私の事務所があるのですが、
そんな話はこれまで聞いたことがなかったし、
見たこともありませんでした。

ところが、その場所は私が自転車通勤でいつも通る場所にあったのです。
靖国通り、防衛省の対面にあたる歩道には、
確かに自転車と歩行者を分離するカラーリングが施されていました。

でも、これはどうみても一般の「自転車歩道走行可」にしか見えません。


交通ネットワークというのは、つながっているからこそ魅力がある。

鉄道ファンがこれだけ多いのは、
目の前にある線路が全国津々浦々にまでつながっているからだと思います。
それはなにも、今すぐそのネットワークすべてを制覇しようというのではない。
たとえ一駅でも、広大な線路網の一部にいるんだという意識が高揚感を生むからです。


この本にも書かれているイギリスの事情はまた別の機会に紹介するつもりですが、
イギリスには全国を網羅するナショナル・サイクリング・ネットワークNational Cycle Networkがあります。
DSC_9807_20110907133020.jpg
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Author:canalmania
1963年生まれ。
東京都在住。
家族は妻と2人の息子。

自転車のほか、
世界の水路、鉄道遺産
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