ストラトフォード「グリーンウェイ」レンタサイクル

2011/08/01

イングランド中部にあるストラトフォード・アポン・エイボンは、
シェイクスピアの生誕地として世界中に知られていますが、
近年、町外れにサイクル・ステーションが誕生し、
レンタサイクルが利用できるようになりました。

ステーションには廃車になった鉄道車両が使われています。

このステーションを中心におすすめルートがいくつか設定されていますが、
その核になるのがグリーンウェイGreenwayです。

相互通行の車道くらいの幅もあるこの道、実は廃線になった鉄道の路床を利用したもの。

ステーションに客車が使われているのもそんな縁から。

現在のストラトフォード駅は寂れたローカル線の終着駅、という佇まいですけど、
以前は周辺へ延びるフィーダー路線のハブだったそうです。

幹線サイクリングロードとも言うべきナショナル・サイクル・ネットワークの一部にもなっています。

まずはステーションで自転車を借ります。

先客の女性2人連れが、マネージャーから自転車の説明を受けています。

レンタサイクルは基本クロスバイク系ですが、
子供用自転車やトレーラーも借りられます。
また、ヘルメット、ワイヤーキーはレンタル無料。

私が借りたトレックのクロスバイク。

ステーションからグリーンウェイをゆっくり走ると、間もなく鉄橋が見えてきます。

下を流れるのはエイボン川。

ナローボートで下をくぐったことは何回もあるのですが、
こうやって鉄橋の上から川を見下ろせるというのも、別の感慨があります。

ところどころにこういう標識があって、これに従って走れば迷わないようになっています。

しかし実際に走ってみると、ちょっとわかりにくい分岐点などもあり、
できれば地図を入手しておいたほうがいいでしょう。

さきほどのサイクル・ステーションと同じような客車がまたありました。
こちらはカフェになっています。

グリーンウェイ上には数ヶ所のスタイルStile（家畜が入らないように設置された門）があり、
フルサイズの自転車を通すのはちょっと大変でした。

グリーンウェイの終点には線路の跡が残されていて、
鉄道の記憶を伝えているかのようです。

ここからは車道などにサイクリングロードが設定されています。

一方、ウォーキング用のフットパスをそのままサイクリングロードにしたような道もありました。

自動車用の標識に自転車用のものも併設されているのは親切ですね。

サイクリストもちらほら。

こちらはキャンパーでしょうか？

コッツウォルズらしいかやぶき屋根の民家もいくつかありました。

昼食はイルミントンIlmingtonのパブハワード・アームズ。
ステーションのスタッフがおすすめしてくれたパブです。

酔っ払いサイクリングはご法度ですが、
こんな素敵なパブに来たらハンドポンプ飲まずにはおられないでしょう！

注文したのはザリガニCrayfishのサンドイッチ。

絶好のお天気の下、テラス席でのビールとサンドイッチは最高でしたね。

ランチ後はストラトフォードへの帰路。

住宅街には自家製ジャムの無人販売コーナーも。

私はマーマレードを購入。
日本に帰ってからから家族で食べましたが、大好評でした。

車道から農道に入ると、走るのがかなり辛い未舗装道もありました。

ここにもスタイルが。

もちろん、自分で開けて自転車を通し、閉めておかなくてはいけません。

再びグリーンウェイに合流し、ステーションまでの道をのんびり走っていたのですが、
急に雲行きが怪しくなって冷たいものが落ちてきました。

少し濡れましたが、ギリギリセーフでステーションに自転車を返却し、
となりにあるカフェで雨宿り。

ステーションの客車に連結されたもう1両がカフェになっていました。

No title

canalmaniaさん　こんにちは
間違ってたらすみません
ＦＣ２でもブログされてたんですね
鉄橋のお写真がありますよね
思わず「マデイソン郡の橋」（タイトルに自信なし(^_^;)）を想い浮かべました
海外でも自転車文化あるんですね・・・・知らないのは私だけですね
記事拝見しながらワクワクしてきました
ビールも美味しそうですね

2011/08/07 ケンケン URL 編集