ストラトフォード・アポン・エイボン周辺のサイクリング

2012/12/14

今年の夏の取材テーマは主にロンドンの自転車事情でしたが、
滞在中2日間だけ、
ナローボートガイドNarrowboat Guideのブラウン夫妻にお会いするため
中部のストラトフォード・アポン・エイボンStratford-upon-Avonへも行きました。

ロンドンのマリルボンLondon Malyreborne駅から列車で、
ストラトフォードのひとつ手前のウィルムコートWilmcote駅へ。

イギリスの列車はわざわざ輪行袋をかぶせなくていいので、
楽ですね。

到着したときの様子はこちらのブログにも書かせていただきましたが、
2日目の昼間は別のお客さんがいらしたため、
私はナローボートに荷物を置かせていただき、
ブロンプトンでトゥパス（運河の側道）を走ります。

でも、トゥパスのすべてが自転車に開放されているわけじゃなんですよね。

もっとも、歩行者もほとんどいないこともあって、
サイクリストに文句をつける人はいないようですけど。

ただし、クルマや家畜を通さないための「スタイルStile」が所々にあり、
そこは自転車を持ち上げなければなりません。

減速を促す指示も。

看板からも、自転車用のルートがかなり整備されているのがわかります。

これらの表示は、
自転車の専用道や自転車レーンが確保されていることを必ずしも意味していません。
自転車に適したルートが指定されている、
というだけです。

ストラトフォード運河では有名な、
エドストーン・アクアダクトEdstone Aquaduct（水路橋）の下もくぐってみます。

ストラトフォードの町に入りました。
ストラトフォードは観光地としては有名ですが、
街は小さく、自転車もそれほど多く見かけません。

特徴的なのは、歩道上に設定された自転車道が多いことです。

車道の幅が狭いから？
なんでしょうかね？

観光客でごったがえす街の中心部には自転車道の設定がなく、
そこは車道走行するんでしょうが、
ちょと周辺部の住宅街に入ると、
歩道上に設置されていました。

自転車と歩行者用の信号。

左折専用車線がある場所では、
自転車用の直進レーンが設置されていました。

このあたりはイギリスらしいところ。

ランチは、私の大好物のケバブ。

正確にはドネルミート＆チップスDoner Meat & Chipsといいます。
ビールと非常によく合うのですが、
ケバブショップはほぼ例外なく中東系の人の経営なので、
アルコールは置いてません。

一方こちらは、昨年も走ったグリーンウェイGreenway。

廃線跡を利用した自転車＆歩行者専用道で、
この道を軸にして周辺にまで足を延ばすルートが設定されています。

今回は、ウェルフォード・オン・エイボンWelford-on-Avonのパブ、
ベル・インBell Innで休憩。

酔いが覚めるまで、
ガーデンの東屋でまったりします。

帰りは「A道路」と呼ばれる幹線道路を少し走りました。

A道路はMoterway（高速道路）ではないのですが、
制限速度の設定が日本よりかなり速く、
しかもこの道のように、
自転車レーンどころか歩道もついていないことが少なくありません。

道によって、優先されるべきはクルマなのか、
それとも自転車や歩行者なのか、
イギリスでは明確に区別されているような印象を受けました。

ウィルムコートに停泊していたナローボートガイドの「アット・イーズ号」に帰着。
2泊目も船の中でさせていただきました。