川崎市 「親子自転車転倒事故」現場

川崎市　「親子自転車転倒事故」現場

2013/10/11

今年2月、神奈川県川崎市で、
自転車から放り出された子供が轢死した事故がありました。

こちらにまだ記事が残っていますが、
歩道上ですれ違おうとした2台の自転車のうち、
前後に子供を乗せた母親のほうが転等、
後部座席の長女が車道に放り出されて、
動き出したトラックに轢かれて死亡、
という痛ましい事故でした。

自転車関係者の間でも大きな話題になったこの事故現場は、
こちらのブログなどによると、ここのようです。

事故ポイントの近影。

片側一車線の典型的な市町村道。
歩道は人ひとり歩くのが精一杯の幅しかない。

一方車道は交通量が多く、こちらもクルマが一杯一杯に車線を使っているため、
自転車の走るスペースは残されていません。

実際に車道を走ってみましたが、
後方から来るクルマがプレッシャーになり、
追い抜いていくクルマもギリギリで、かなり走りにくいですね。

転倒は、歩道のスロープも原因のひとつではないでしょうか。

各戸の前がちょっと削られていて、車道に降りやすくなっていますが、
自転車でここを走るとバランスが崩れ、
車道に倒れやすくなります。

クルマの車庫でもあればこういう措置も必要かもしれませんが、
そうでもない家屋の前には不要なのではないでしょうか。

もちろん「だから車道を走れ」というのが正論ではありますが、
この道の幅員と交通量を見ると、
子乗せ自転車で走るのはかなり無理がある。

こういう路面表示は、事故後にできたんでしょうか。