栃木から館林へ Cycling from Tochigi to Tatebayashi, JAPAN

栃木から館林へ　Cycling from Tochigi to Tatebayashi, JAPAN

2016/04/26

国内サイクリング

ブロンプトンを輪行して、栃木から佐野を経由して館林まで走ってきました。

「栃木」といっても宇都宮周辺ではなく、栃木市のほう。
東武スカイツリーラインから日光線への直通快速に乗り込めば、早いものです。

栃木駅構内にある観光案内所でパンフレットをもらって、走り出します。

まずは地図やパンフレットを落ち着いて眺めてみよう、
と喫茶店の類を探したのですけど、午前中はほとんど開いていなくて、
仕方なく、今川焼きのお店でお茶を飲みながらやることにしました。

「蔵の町」というキャッチフレーズで売り出している栃木なんですが、
駅の周辺はがらーんと殺風景。
栃木市役所のほうに少し走ると、ぽつぽつと蔵が出てきます。

ディスプレイがレトロな商店。

レンタサイクルもありましたが、詳細は不明です。

こちらは神明宮。

ホームページには「栃木のお伊勢様」とあります。

これはすごい！

蔵じゃないですよ（笑）。一般の民家だと思われます。
なんだか地震で倒壊しかけているような・・・・・。
人が住んでいるんでしょうか？

巴波川（うずまがわ）には、無数のこいのぼりが舞っています。

和船を使った遊覧もやっています。

船には乗りませんでしたが、発着場所にある案内所は出入自由で、
菅笠を借りて記念撮影なんかもできます。

お昼前には佐野へ向けて移動開始。

県道11号線を南下していきますが、ここは歩車道になっています。

普段は車道走行を基本としていますが、
交通量が多くて飛ばしている車が多い地方の幹線道路は、
歩道走行でもよいかなと思います。
第一、歩道に人はほとんど歩いていませんし（笑）。

走ってみるとこんな感じです。

JR両毛線の大平下駅の手前当たりで、
横のほうからロード女子が私の目の前に現れました。

おお！　なんともセクシーなティアード・スカートですこと！

もちろん、ウェアの上からはいているんですけど、
走り出すとスカートの裾が舞い上がって、
こちとらサドルに当たる股間が痛くなってきましたよ・・・・・。

罪作りな女子でしたが、男子としては大歓迎（笑）。

JR大平下駅。

その近くには「富田城跡」という碑がありましたが、今ではコミュニティセンターかなにかになっていました。

幹線道路を走るのは好きでないので、
ここからは両毛線沿いの田舎道を選択します。

沿道の花もきれいでしょう。

田園風景に、気持ちも安らぎます。

次の岩舟駅。

駅の近くには岩舟山があります。

ネットの情報によると、江戸時代から建築用の岩石が採掘されていた山だそうで、
また日本三大霊山のひとつでもあるということ。

角ばった、独特の稜線になっていますが、
これは採掘の跡と、また2011年の大震災で崩落した部分もあるとのことです。

階段で登ることもできますが、ブロンプトンを置いていくわけには行きません。

ここからまた田舎道を走っていたら幹線道路に出ちゃったんですが、
それではおもしろくないと、別の道をスマホで探しますと、
例幣使街道という名前が目に入り、そちらにルートを取り直します。

ランチは「佐野ラーメン」と考えていたのですけど、
佐野に入る前に、「イモフライ」とデカデカと書かれた看板を発見。

それにそそわれて、わき道へ入るとこの店に到着。

北関東はB級グルメの宝庫でもあるんですが、
栃木一帯はイモフライとかイモ焼きそばとか、
ジャガイモを使った料理が多いようですね。

こちらで、イモフライと焼きそばをいただきます。

イモを揚げただけなんですけど、中身がホクホクしていて最高。
お店の女性に聞くと、サイクリングで立ち寄る人も少なくないとか。
このルートを選んで正解でした。

自転車を佐野方面に進めると、犬伏薬師堂というものがありました。

大河ドラマ『真田丸』でもこれから出てくるそうですが、
関が原の戦いの前、真田親子がここに集まり、
親子が徳川方、豊臣方に分かれることで、どちらが勝っても一族を存続させる、
という苦渋の決断をしたのが、この犬伏薬師堂だそうです。

こちらも例幣使街道を選んだおかげで遭遇できました。

しばらく走ると佐野駅。

駅に入っていた観光案内所でラーメン店の情報を聞きましたが、
さきほどのイモフライでお腹も張っていて、
佐野ラーメンにさほど思いいれもないので、今回はパスすることにしました。

その代わり、ではないですが、日本酒「開華」を作っている第一酒造へ向かいます。

蔵に向かう途中で、TVでコマーシャルも打っている佐野厄除け大師に寄り道。